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太陽に灼かれて





1994    136分   ロシア/フランス




ヨーロッパ映画界の巨匠ニキータ・ミハルコフ監督の描くノスタルジック・ラブストーリー。1936年、ある長い夏の夜。ドミトリはマルーシャの家にやって来た。彼女にとっては10年ぶりに会う、かつての恋人の姿だった。彼女はすでにロシア革命の英雄コトフ大佐の妻となり、ナージャという娘がいた。時代はスターリンが独裁体制を強化、まさに大粛清の嵐が吹き荒れようとしていた頃。スターリンの秘密警察の一員であるドミトリが突如戻ってきた事にはある目的があった……。「黒い瞳」など叙情的な映像と人間に対する鋭い観察眼で定評のあるニキータ・ミハルコフ監督が、ロシアの華やかな別荘、広大な草原の風景を舞台に描く、時代に引き裂かれた男女の狂おしいほど切ない愛の物語。ロシア映画らしい雰囲気の中で、美しく、古いロシアへの郷愁、そして人生の虚実を、ノスタルジックにかつ華麗な映像で描く。


allcinemaより


タイトルに惹かれて見ました
三部作の第一部だそうです


前半は全然面白くないなあと思いながら見てましたが(こういう長閑な環境で暮らすのはさぞかし幸せそうに見えるけれど)ドミトリが登場してからとても面白くなりました


内容は究極の悲劇かなと(-_-)

こういうプライベートと社会的立場がリンクして憎悪に満ちてる構成ってドラマチックで好きです
でもこのストーリーはプライベートの憎悪が大きいですね
だからドミトリはナージャにあんな余計な話をしちゃうんだね


川の中州?でマルーシャとのシーンのドミトリがとても不幸に見えて印象的


何と言っても麦畑上のスターリン気球の垂れ幕のインパクトとナージャのキュートさが秀逸

平和で悲しいラストシーンも素晴らしい

この監督さんの作品は初めて見ましたが日本的に言うと行間を読んでね的なシーンが多い様な気がしました

第二部『戦火のナージャ』完結編『遥かなる勝利へ』は賛否両論の様ですがとりあえず見たいと思います



TV(BS)にて
★★★★★⭐

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