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バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち





2013   90分  アメリカ


音楽界のトップスターを陰で支えてきたバックシンガーたち。ステージでメインの位置と彼女たちの距離はわずか20フィート(約6メートル)あまり。しかしその差は圧倒的であり、絶対的。実力だけならトップ・シンガーに引けを取らないにも拘わらず、ソロシンガーとして成功を手にした者はほんの一握りだけ。本作は、そんなバックシンガーたちにスポットを当て、その偉大な功績と知られざる葛藤を見つめた音楽ドキュメンタリー。フィル・スペクターの作品群で活躍したダーレン・ラヴや、ローリング・ストーンズ『ギミー・シェルター』のレコーディングに参加したメリー・クレイトンをはじめ、歴史的名曲の数々で美しいハーモニーを響かせてきたバックシンガーたちへのインタビューに加え、ブルース・スプリングスティーンやミック・ジャガーら、彼女たちの重要さを認めリスペクトするスーパー・スターたちの証言を通して、挫折を乗り越え歌い続ける彼女たちのドラマティックな人生を浮き彫りにしていく。


allcinemaより







たまたまwowowで放送が始まったところを見てあまりに面白すぎて慌てて録画!!

2013アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作。
これ長年洋楽を聴いてきたという方には絶対お勧めです。誰が見ても超面白いし興味深いと思いますよ。私はこういうのは元から好きでこの前年の同賞受賞作『シュガーマン 奇跡に愛された男』も面白すぎて感動したけど(素晴らしいドキュメンタリーとして)今作でもよくできたドキュメンタリー程面白いものは無いなと改めて思いました

バックコーラスの世界では有名で且つソロ名義でもデビューしたもののそちらの方では成功しなかった方たちが主役で、その他有名ミュージシャンたち(ブルース・スプリングスティーン、ミック・ジャガー、スティービー・ワンダー、スティング他)が脇役で(!)出ています

彼女たちの人生を追った正にお千代さん(人生色々)な内容で例えば歌で食べていけなくなったので家政婦をしていたがある日家政婦の仕事(掃除)中にラジオから自分の歌声が流れてきたのを聞き「やっぱり私は歌で食べていく!」と決意しNYに行き再起した等ドラマチックなエピソード多数


上の写真のスティングと2ショットの方はリサ・フィッシャーさん
今も驚異的歌唱力で知られる様です(存在を知りませんでした💦)
過去にソロデビューしましたが成功せず今もバックコーラスの歌姫として活躍中の模様
まぁスティングに使ってもらえるというところで既に一流と分かりますよね




失礼ながら今のお姿からはちょっと同じ方とは思えませんが💦でも浮き沈みの激しい世界で今も歌で食べているというところが凄いと思います

その他の主な出演者たちのアルバムカバー











下から二番目のクラウディアさんの昔の映像
ティナ・ターナーのバックにいらっしゃいました




これ生で見たらはなぢが止まらないよね
( ̄ii ̄)
凄くない⁉この一糸乱れぬフォーメーション❗❗❗プロだわー😲
しかもヒール履いてるんですから😲😲

今の時代にこういうぶっ飛んだカッコ良さの人たちっていないなーと思っちゃいました


今は皆さま良いお歳でいらっしゃいますがbr>


個人的には今御高齢の方の昔の現場のエピソードが楽しかったですね
私の好きなスキナードの話も登場して彼のSweet Home Alabamaのバックコーラスをやった人は「歌詞がふざけてると思いながら歌ったわ。」と(笑)
あの素晴らしいバックコーラスをそういう想いで歌っていたとは初めて知りました~(笑)

あと凄く印象的だったのはバックコーラス界の伝説ダーレン・ラブさんのお話によるとことごとくフィル・スペクターに利用されて自分の歌唱を何度も他人名義で使われたというエピソード。こういうお話は一番気の毒に思いますね。(この話でフィル・スペクターってあくどかったんだと初めて知った(@_@)


何よりも一番印象深かったのはスティングとスティービー・ワンダーが別々に同じことを言っていたこと


「成功するのに才能は関係ない。」



えー関係無いんだーーーーーーー||||||д゚)))))))

確かに特に才能があるとは思えないけど大成功してる人っていますよね

「運命というか宿命というかそういう波に乗れてそれをコントールできる人が一流かな。」


言葉ははっきり覚えてないのだけどスティングがこの様なことを言ってました

なるほどね~~確かに強運を引き寄せないと成功ってできないからそれを実行できて以降も運をコントールできる人がスティングの言う一流ということですね




しかし皆さま良いお歳とは言え一度歌に入るとぶつけ本番でもまぁそれはそれは見事な歌声(とハーモニー✨)で驚愕Σ(゚Д゚)
プロだわ~の一言でございました


とにかく面白いの一言なので多くの方に見て頂きたいですが特に洋楽派の方は是非



一つ残念だったのは冒頭のDVDのカバー。。。
これは出演者の中で唯一若いジュディス・ヒルさん(マイケル・ジャクソンの最後のツアーに参加予定だったそうです)です
ビジュアル的には彼女をフューチャーするのが今の人たちの注意も惹けて良いのだろうとは思いますがこの作品はバックコーラスの世界で長年生きて来た伝説の歌姫たちが真の主役と思うのでできればそういうディーバたちの写真を使ってほしかったですね




TV(BS)にて
★★★★★★★★★★







コメント

No title

テッドさん

ソロの人はバックコーラスが重要ですよね

いつか私がアップしたテイラー・スウィフトのスタジオライブもバックコーラスがいてこそ絵になっていましたね

彼女たちは歌って踊れて且つスターを引き立たせる重要なパーツですね


シンガーとしての才能は天の恵みですから成功に関わらず羨ましいなあと見ていて思いました

No title

ゴンさん


映画です。映画の記事ですから

名曲には素晴らしいバックアップヴォーカルが必ずあると言って良いでしょうね
特にヴォーカルものには

フットルースのノリのいい女性歌手とは誰でしょうか?
私ちゃんと見てません

バックアップヴォーカルは映画で言うところのスタントと被りますね
彼らがいなければアクション映画は撮れない

何でも重要なのは素晴らしい裏方ですよね
それが無いと良い作品になりません

No title

この映画も気になっていました。
ドキュメンタリー映画なんですね。
バックコーラスが裏方と言ったイメージあるかもしれないですけど、なんだかんだ、歌番組とか見てると妙にバックコーラスの人たち気になりますけどね笑。
マイケル・ジャクソンのライブのドキュメンタリー見たことありますけど、バックダンサーとかコーラスの方たちが、マイケルの裏に立てるってだけで感動してました。
この映画もいずれ見てみます。

No title

りぼさん

スプリングスティーンがお好きなのですね
😊🌼

やっぱり運は大きいのでしょうね

成功しているひとたちは皆出会いに恵まれたと言いますね

しかし鳴り物入りでデビューしても消えていく人たちもいるし生き残る人もいるしその差はどこにあるのでしょうね

こればっかりは自分ではコントロールできないと思うのでスティングの言う言葉は半分疑問です(笑)

No title

かみえるさん。映画だったのですね(^_^;)
ですが、バックアラウンドボーカルは洋楽では欠かせないというか?登竜門みたいなものですね。いまじゃあ有名な方々もかつてはバックアラウンドボーカルで下積みがあったと聴きます。(フットルースのノリのいい女性歌手もスティーヴィー・ワンダーのバックアラウンドボーカルデビューらしいですし)
スポットライトとの差がありますが、みんなスポットライトを浴びるために頑張っているのかな?
裏方を取り上げてる作品てなんでかわかりませんが見たくなりますね(^-^)

No title

ドキュメントは好きです。
しかもスプリングスティーンが脇役で出てるとなると
これは見ないといけません(笑)

「成功するのに才能は関係ない」というのは興味深いです。
誰だったか忘れましたが才能は1割、努力が2割、
6~7割は運だと言ってた人もいたように思います。
なのでスティングの説に近いものがありますね。

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