1974 94分 アメリカ
幾度と無く映画化されている『オペラの怪人』をロック・ミュージカルとして縦横無尽に翻案したデ・パルマの傑作。自分の曲を盗作された上に無実の罪まで着せられた青年音楽家ウィンスロー。刑務所を脱走した彼は、レコードのプレス工場に忍び込んだ時、機械で顔半分を押しつぶされてしまう。仮面で顔を隠した彼は、恋する女性のために、劇場の屋根裏で作曲を続けるが……。復讐を望んでいながら、その純粋な心ゆえに再び騙されてしまう青年を描いた怪奇ロマン。
allcinemaより
たまたまTVをつけたらこれの放送が始まるところだったのでそのまま見ました。
元ネタのオペラ座の怪人の映画は以前見たときあまりに退屈で途中でギブアップしてしまいましたが(映画を見るのを途中でやめるって滅多にないのですが💦)これは最後まで飽きずに見れました。
私はミュージカルは特に好きではなく特に全編台詞が無いものが苦手ですがこれは音楽の他に普通に台詞があったので良かったです。
デパルマがやりたい様に楽しんで作ったという感じが最高でした。
ストーリーとしては悲劇で辛い話でしたがそこがまたシニカルで良いのだと思います。
なんと言ってもスワン役のポール・ウィリアムズの不気味さが強烈でした。背が低くて老け顔の童顔で金髪ストレートのロン毛(死語?)がインパクト有り有りで妖怪みたい💦
ずっと誰かに似てるな~誰だっけ??と思ったらマモー!!!
スワンは皮膚は青くないけど小さくてロン毛で人間離れしている雰囲気が共通している(;'∀')
もしやマモーはスワンがモデル?(違うかなぁ💦)
ウィンスローの悲しみとフェニックスへの想いが良かった(ノД`)・゜・。
彼の気持ちは仮面の下から覗く目が全てを語っていました。
(銀歯も仮面と色がリンクしていて最高(/_;)👍✨)
それとビーフのステージシーンが最高!!!
goth度満載で痺れました💘
デパルマは先見の明がありますよね~
今見ても新鮮でエネルギッシュで最高に面白い!!
私的ツボとしてはこのビーフのパフォーマンスの実際のvocalはレイ・ケネディだったことです。(先日たまたま
レイ・ケネディの記事を書いたので良かったら見てね❤)
これは大発見でしたね👀!!
ビーフ役のゲリット・グレアムの演技は最高だけどこのシーンでvocalだけ真剣に聴くとレイ・ケネディの声とvocalって独特でカッコよかったなぁと思いました
他もサントラ全般佳曲揃いでとても素晴らしかったです
同じシーンで別アングルでの二画面、画面上をスライドしていく音符🎶、ビーフの○×▽◇シーンなどはデパルママジック絶好調✨✨
サイコのオマージュは小道具が最高でしたね(笑)
レンガの壁をぶち壊した後とかウィンスローの空中のアクションシーンはそのまんまアメコミみたいで面白かった^^
レコード会社の名前がデス(death)レコードで受け付けのお姉さんがいかにもやる気が無さそうなのも最高(笑)
個人的には『グレッグのダメ日記』のグレッグのお兄ちゃんのバンド名が
Löded Diper以来のツボでした💦
クライマックスシーンはホラーモードマックスで怖かった(><)
そして悲しいm(__)m
個人的にはトミー以来のぶっ飛んでるロックムービーでしたね
トミーも心の中の闇が悲しい話だったなぁ
でもやっぱり爆発してた☆☆
70年代はすごい時代でしたね
TV(BS)にて
★★★★★★★